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- 門出の道具 Ⅰ - 出品の古陶磁その他
昨日に引き続き、会場レポートとして2点の古陶磁をご紹介します。今回DMにご登場いただいたのは、花瓶ではなく、中国の火薬入れ。

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宗時代の作で海上がり(難破船などに積まれた陶器が海底に沈み、その後引き上げられたもの)のものです。比較的小さくて肌が白いものは散見しますが、緋色も出てしかも肩に自然釉が乗っているのは早々には見つかりません。しかも無傷完好。

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続いては日本の古陶磁を。鎌倉時代の古瀬戸水注です。

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釉薬が大きく剥落し割れの修復や呼継がありますが、古格あるお姿は惚れ惚れとしますね。花器として使用するには落しが必要(写真も落しを用いています)ですが、背の高い花をしゅっと活けるとなかなかの姿になります。ちなみに敷板は明治期の水車板です。

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最後はオマケ。持ち運びのできるフランスの船用小箪笥で、通常フロントに蓋がついていて机代わりにもなるものです(蓋は欠損してます)。ぱっと見は東北かどこかの小箪笥のようですが、引き出しを開けると、、これは是非会場でご確認ください。

今日も平日にも拘らず大変多くのお客様にご来場いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。3月5日まで、ノンストップで会場に居ります。新たなお品の追加もあるかも?
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by bon-antiques | 2012-02-29 23:16 | 展示会
- 門出の道具 Ⅰ -
現在大阪は208で開催中の「門出の道具 Ⅰ」。今日はギャラリー休廊で私もお休みですので、今までのレポートなどをお届けしたいと思います。まずは柴田ビルのエントランスを抜け、急な階段を上がって左手を見ると、このドアが眼に飛び込んできます。ギャラリー自体がプレーンなので、古いものが非常に映えてくれます。

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今回は<見立ての花器>を中心に展示を行っており、展示点数もいつもより少なめかも知れません。しかし、その分濃いアイテムを取り揃えましたので寂しい印象は受けないと思います。

韓国 卵採集籠
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江戸期 吊り行灯と椿
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明治期 銅製油差し
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李朝 白磁明器と木瓜
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その他、日本や韓国の古陶磁があるのですが、これから足を運んでいただく方のためにお楽しみといたします。初日の土曜日は友人を始め大変多くのお客様にご来場いただき、とてもとても全ての方とお話しできるような状況ではありませんでした。ゆっくりとご覧いただけなかったお客様もいらっしゃる事でしょう。本当に申し訳ございませんでした。

明日からまた展示会が始まります。週末に売れてしまったアイテムも多くございますので、少しずつ補充もしてます。既にご覧になられた方も是非、今週末にもう一度お越し下さい。

全日、店主中上が在廊してお迎えしております。
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by bon-antiques | 2012-02-28 18:31 | 展示会
明日は搬入日。
しっとりとした道の上を4輪で走り、奈良の中心部へ。今日はかねてより制作を依頼していた李朝写しの棚を引き取りに行ってきました。この棚は明後日から開催の展示会でもお披露目しますので、お楽しみに。

そして明日はいよいよ搬入日。兎に角、いつもそうなんですが展示会前の準備が下手で、コレは持ってくんだっけ?アレを入れ忘れた!なんて淡水で溺れる子供に足枷をつけるような感じでバタバタしておりました。

しかし。

破損しないように梱包だけは完璧です。

明後日の初日から週末にかけては大変混雑が予想されますが、いいものは足が早いもの。お好きな方はお早めにお出掛けください。全日在廊して皆様をお迎え致します。
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by bon-antiques | 2012-02-23 18:44 | 展示会
■追悼■ 一二三美術店 斎藤靖彦さん
余りに突然の出来事でした。

業界の先輩である一二三美術店店主、斎藤靖彦さんが2月10日にお亡くなりになりました。53歳。あまりに早すぎるお別れです。斎藤さんとは長いおつきあいではなかったのですが、穴場の骨董市に連れて行ってくださったり、ご自身のお店ではためになるお話を時間を惜しまずお聞かせくださいました。商売上でも私の道具をいくつかお求めくださり、私も斎藤さんからは本当に良い道具をお分けいただいておりました。全く先輩ぶらない気さくなお人柄、お洒落で話も面白く、そしてずば抜けた審美眼をお持ちだった斎藤さん。斎藤さんのお花も大好きでした。

昨年10月の大江戸骨董市でお会いしたのが最後だったでしょうか。12月で毎回楽しみにしていたブログの更新が止まり、心配していた矢先の出来事です。今はただただ、残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。
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by bon-antiques | 2012-02-20 00:40 | 日々
「長閑なもの - 韓国編 - 」アップしました。
こんばんは。

今日の奈良も底冷えします。足下が暖まらないのは仕事がどうも散漫になりますね。
さて、今回は「長閑なもの - 韓国編 - 」と題して統一新羅から高麗末期までのものを中心に新着商品を11点アップしました。新着商品はこちらから。

統一新羅の五重泥塔、高麗末期の種壷や銅鏡など渋めのセレクトですが、何れもすっと懐に入ってくる可愛らしいものばかりです。どうぞごゆっくりご覧ください!
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by bon-antiques | 2012-02-19 22:55 | お知らせ
門出の道具 - kadoide no dougu - Ⅰ at dieci 208
さめざめと降り続く雨の中に、少しずつ春の色が滲んできました。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、今年1回目の展示会がもうすぐ大阪で始まります。
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門出の道具 - kadoide no dougu - Ⅰ

Bon Antiques 2012年最初の古物展は初春らしく<見立ての花器>を中心に思わず花心を呼ぶ古材やユニークな古道具の他、現代作家の手による食器や木のトレイなど、門出(かどいで)の季節に相応しい道具を取り揃え、売出致します。皆様の御来場をお待ちしております。


会場:dieci 208 (〒541-0059 大阪市中央区博労町4-3-14 柴田ビル208)

会期:2012年2月25日(土)〜3月5日(月) *2月28日(火)のみ閉廊
時間:13時〜20時

*会期中は店主中上が全日在廊しております。

会場までのアクセス http://dieci-cafe.com/208/access.php

今までコレクションしてきた見立ての花器を一挙にご覧いただきます。海上りの火薬瓶(宋代)や古瀬戸の水注(鎌倉期)などの他、李朝時代の床板(古材)や小さな家具なども持っていきます。今年一発目からかなり濃い内容で臨みますので、どうぞご期待ください!
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by bon-antiques | 2012-02-13 23:34 | 展示会
韓国買い付けから(無事)戻りました。
厳冬の韓国は過去にも体験しましたが、この寒波じゃ歯も立ちません。何せ、韓国でも50年ぶりという大寒波。到着した明くる日の朝が最高気温-5℃、最低気温に至っては-17℃ですよ。しかも前日に積もった雪がそのまま氷と化し、道路はツルツル。重い荷物を背負うこの仕事を一瞬悔やみました。

しかし不思議なものですね。韓国の雪は日本のそれと違って余り滑らないのです。雪を踏むと「コクッ」とした感触でまるで片栗粉を踏んでるみたいで案外気持ちいいものでした。しかし油断は禁物で調子に乗ってコクッ、コクッ、と歩いていると当然足裏が冷えてきます。フライト前日に初めて買った「つま先ホッカイロ(貼るタイプ)」も無いよりはましなんですが、持続時間は5時間余り。昼頃には足先がすっかり岩のようになってしまいました。
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買い付けは初日から順調。なかなか面白いものが順調に落手されまして、いつもお世話になっている李さんのお店でもかなりいい感じの紙箱(刻みタバコ容れ)を用意して待ってくれていました。今回買ってきた品々は、2月25日(土)から始まる大阪"208"での展示会や3月30日(金)から4日間開催する東京での売り出しに持っていきますので、期待してお待ち下さいね。

買い付けの楽しみは食事の楽しみでもあります。李さんが連れて行ってくれるお店は、地元の人に愛される質素だけど激美味のお店。お昼は毎日李さんと食事して、夜は市場で簡単に済ませる、というパターンが定着しました。

しかし、すっかり参ってしまったのは最終日の夜に市場で食事していると、突き出しとして出されるキムチがみるみる凍っていくのですね(マッコリはなかなか凍りませんでした)。屋台のおばちゃんに「キムチが凍ったから温めてくれ」と言って小皿を差し出すと、親切なオモニは山盛りのキムチを小皿に乗せて返してくれました。どうやら私の赤ちゃんのような韓国語ではダメだったみたいです。

そうそう、改めてお知らせしますが、次回の新着商品の更新は2月11日(土)の夜10時です。テーマは「西欧の生活骨董」。1600〜1800年代までの雰囲気のあるお品を11点アップしますのでこちらもお楽しみに!
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by bon-antiques | 2012-02-04 22:11